アラサー独身男子の日々

株の話題、交通ネタが多めになると思います。イラストはのをか様(Twittter@nowoka_)に描いていただきました。

香川県にて大型二輪免許を一発試験で取得してきました 中編

2回目を受ける前に

1回目の受験は1月17日だったので、2回目の受験は曜日の並びから3週間後。
NC750に乗って感覚は掴めたものの、また3週間後で本番では感覚も鈍っているだろうしとても心配です。

また、試験官から言われていた、コースへ教えに来ている人から試験用の走り方を教えてもらって、という話もあったので一度その方の授業を受けてみようとおもいました。

前回コースを下見しに来た時に教えてた人です。この方とのコンタクトを取るにはホームページをお持ちですのでそちらからか、安全協会の車庫へ行けば名刺のコピーを頂けます。

1時間だけ教えを乞う

香川県で一発試験の指導を乞う為には大型二輪の3,900円プラス指導料が4,000円が必要です。

7,900円はかなりきつい…。試験2回分の費用だっ…!
私の場合、試験官からのアドバイスもあり、試験用の走り方のコツさえ掴めれば基本はバッチリという自信があったので1時間だけの指導でチャレンジしてみることにしました。

なので指導してもらった方には『仕上げのコツだけ』ということで教えてもらいました。

最初に試しにコースを走るように言われたので走ってみます。
…うわー! コース覚えられてない! 全然走れねぇ! とミスコースをしながらも1周します。

とりあえず指摘された点としては

  1. 発進時の安全確認が早すぎて落ち着きが無いように感じる
  2. リーンインしすぎ、リーンウィズで車体を振り回さない
  3. コース覚えられてない
  4. 坂道で徐行できてない
  5. 一本橋の途中で次の曲がりウィンカーを出す必要はない
  6. あとは大体いいとおもう。筋はいい

とのことで、やはり寄せ、メリハリのある運転、基本的な安全確認に関してはそこまで問題は無いようでした。

一通り問題点を出してもらったらもう時間が少なかったので、タンデムでひとつコースを模範走行してもらいました。

この模範走行がかなり参考になりました。
どこで何をするかや、試験官がどこを見ているかなどが良くわかり、私もコースを走る自身が持てました。

最後にどこでウインカーを出すか、車体を寄せるか細かく記載されているコース図を頂いて終了。

このコース図があればまさにその通り走ればよいのでかなり心強いです。

そして2回目の本番

指導を受けて自信をつけたところで2回目の試験に臨みます。
今度は時間に余裕をもって15分前に到着。
ちなみに2回目以降は書類を新しく書かなくてもそのまま受けられます。

この日の試験は天気も良かったためか、なんと受験者が私も含めて7名も!
うち1人は指導員から指導を受けていた女の子っぽい。

なんか指導員の人も来ていてフランクに話しています。
もう一人はその女の子の友人? みたいな感じでした。

あとは明らかに一発試験で取ってやるぜ! って感じの60代と思しき男性2名、若者2名でした。

60代男性2名は手練れなのか窓口の前で受付のタイミングを図っています。
後で気づいたのですが、どうやら試験の順番は受付順で決まるようです。つまり後から受付した方が他の人の走りが見られるから得!

受付を終了した後、試験説明の教室に入り、書類の記入を行います。

そこで、まず午前中は筆記試験を受ける女の子2人が離脱。彼女たちは筆記試験から受けるとは私とは違ってガチな一発試験勢なのですね。

そして2人が掃けたあと、受験コースが発表になります。

今回のコースは… またしても3コース!!!

ガッツポーズして早速コースへ行きます。

今回は初めての受験者も居たため説明時間分、ゆっくりコースを見ることが出来ます。
なので、コースへ行き実際にコースをランニング。とにかく私の場合、コースが覚えられないのでコースミスが心配でした。

しばらくすると皆が到着。まずは初めて受験する人が事前審査。
若者2人は難なくこなしたのですが、60代の男性が8の字で車体をこかす! …しかし、そこから引き起こして審査合格。

これは少し甘い判断かもしれません。とはいえ試験官もきちんとした通達に基づいて審査しているでしょうから倒したからと言って完遂すればOKなんでしょう。

事前審査は引き起こしにばかり注意が行きがちですが、個人的には引き起こしはコツさえ掴めていれば簡単。むしろ8の字の右旋回は自分側に車体を倒さないと転倒させかねないので注意が必要に感じます。試験車両はガードがついているので車体を体に密着させにくいのもあります。

 

若者2人が謎のコース図を持っている…?

試験を受ける前にコース図を確認すると思うんですけど、若者2人が持っているコース図が安全協会で貰ったものでも、指導員からもらったものではありません。

そして、最初に若干の安全確認ミスがあったのものの、寄せやメリハリ運転は完璧。
この人たちはもしかして…。と思い、私の試験が終わったあとで聞いてみたところ白鳥自動車学校から送り込まれた選ばれし10人のうちの2人でした。

教習所が大型二輪の教習を行うためには10人連続で一発試験に合格される必要があり、そのメンバーだったのでした。
ちょろっと聞いた話によると3万くらいで大型二輪を受けされもらっている模様。
練習もけっこうしたみたいです。
3万円で嫌になるほどNC750に乗れるなんて羨ましい…。

その若者2人は完走。私が見たところだと合格した感じ。

そして私の番…

基本的には指導員に教えてもらった通りに走ります。
試験官や指導員に注意された部分は直して、そして基本に忠実に法規走行します。

普段からバイクに乗っている為、特に何も意識することなく着実にこなします。
安全確認もほとんど普段と同じ感じで行いました。

走り方は完全に体に染みついているし、試験で見落としがちな走り方のコツも抑えている。とにかく心配だったのはコースミス。

スラローム、波状路、一本橋とこなしていき、後半コースの記憶が曖昧になったところで8の字に入り忘れてコースミス!

めちゃくちゃ焦ったのですが、指導員に教えてもらっていた『コースミスの時は止まらず何食わぬ顔で周回しろ』というのを覚えていたので何食わぬ顔で周回するとアナウンスがあり、元のコースへのルートを指示されました。

そこで落ち着いて元のコースへ戻り、8の字。急制動も一発クリア、広い四輪車用のコースへ出ていき見通しの悪い交差点も余裕クリア。四輪コースは二輪コースと違って広いので、ウィンカーを出すまでの余裕もけっこうあって楽ちんです。

四輪コースから戻ってきて、最後に坂道発進…。
ここで! 坂道発進を忘れていて危うく坂を超えてしまいそうになりました。
前輪が山の頂上に差し掛かったあたりで思い出して急ブレーキ。そして坂道発進…。

ダメだったかもしれないなと戦々恐々となりながらもゴール…。

安全確認エンジンOFF等、もろもろの儀式を終えて終了!

安全確認はほぼ出来たと思ったのですが、坂道発進をどのように判断されたのかが分からず不安でした。

車体操作に関しては前回と変わらずとても素直なマシンで乗りやすいので楽です。NC750は本当に良いバイクです。

つづく…。