アラサー独身男子の日々

株の話題、交通ネタが多めになると思います。イラストはのをか様(Twittter@nowoka_)に描いていただきました。

CFD投資は先物取引よりも税制面で有利だと気づいた

私は現物株式をメインに保有していますが、最近CFD取引も稼ぎ頭として台頭してきています。

今日の段階でSBI証券で得ている株式の利益が大体60万なのに対して、CFDの利益が40万円です。

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CFDで実際に拘束されている資金は24万円程度なのでめちゃくちゃ資金効率が良いです。

CFD取引に関して、今までは先物取引よりも1口あたりの価格が安い代わりに取引手数料は高い、先物は市場売買なのに対してCFDは店頭取引、という程度の認識だったのですが、実際にはCFD取引は先物取引に無い大きなメリットがあることに気づいたので記事にしたいと思います。

 ロールオーバーで手数料が発生しない。

先物取引には必ずSQ日が存在し、SQ日まで先物を保有し続けると強制決済になります。

そのため先物を長期で保有したいときにはSQ日が更に先のものに順次切り替えてい行く必要があります。それをロールオーバーと言います。
で、その度に先物の売買手数料が発生してしまいうのです。

なら最初からSQ日が先のものを購入しておけばいいじゃん、という意見もあるとは思いますが、あまり先の長いものだと取引数が少ないので裁定取引が機能していので適正価格かどうか判断しづらいのに加えて、そもそも取引が無かったりします。例えば2017年2月現在で最も先の限月のもので2021年12月のものがあるのですが、全く取引が行われていません。2020年のものでもごくわずかです。

それに対してCFDの場合はSQ日は存在しません、というか先物のSQ日にSQ日が先の先物に参考指数を切り替えていきます。感覚的には自動でロールオーバーしているような感じでしょうか。ですのでロールオーバーの係る手数料はゼロ、ありません。

参考指数を切り替える際の差額に関してはGMOクリック証券では「価格調整額」として貰ったり払ったりします。

株式指数の先物は配当などを考慮して基本的に先日付のほうが価格が安くなる傾向がありますので、基本的に価格調整額は買い側にプラスとなります。

CFDはロールオーバーで課税も繰り越せる

実はCFDにはSQ日をまたぐ際の手数料以上のメリットがあります。それは利益を繰り延べる事が可能な点です。

先物の場合、ロールオーバーを繰り返す度に利益を確定させていることになるので都度利益があると課税が発生します。

それに対し、CFDではロールオーバーと同様の処理が行われますが、利益確定を行っているわけではないので課税が発生しません。つまり「税の繰り延べ効果」を得ることも可能になるということです。

www.finance-dictionay.com

よく生命保険などで使われる概念ですが、当然他の投資商品にも適用されます。

特に長期間の運用や利回りの高い投資だと、この繰り延べ効果が大きく現れる事になるので注意が必要です。

長期投資なら先物よりCFDだ

ということで、先物よりもCFDの方が指数投資には向いているということがわかりました。

ゆくゆく、IB証券で口座開設した際にはS&P500 miniに切り替えようと思っていたのですが、色々な条件を見ていくとIB証券で口座開設してもCFDのままで良さそうですね。

tyatya.hateblo.jp

ちなみにインデックス系ブログでは酷評されがちなレバレッジ系ETFですが、ETFならNISAで投資出来るのでS&P500のような堅調なETFであれば上記CFDと同様のメリットを受けられるので、レバレッジETFを購入するというのも手かもしれません。

例えばDirexion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF (SPXL)ならリターンの大きさに対して許容できるかなぁ、という程度のリスクに落ち着いています。

『Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF (SPXL)』 Direxion Investments |ETF・インデックスファンド詳細

まぁ、私は信託報酬の高さから遠慮しときます。CFDは手数料が安くなるのもメリットですからね。

CFDを取り扱う証券会社は増えてきているが、比較して断然有利なのはGMOクリック証券!

今まではかなりマイナーな部類であった指数CFDというジャンルですが、最近では取り扱う証券会社が増えてきました。

長期投資に向いている安心の金株式指数CFDを取り扱っているのは日本では主にGMOクリック証券CFD、DMM CFD、くりっく株365のCFDの3つがあるのですが、いずれの指数で取引するにしても比較すればGMOのスプレッドが最も狭いです。更にくりっく株365では手数料が発生しますがGMOクリック証券CFDなら手数料無料。また私が購入しているS&P500に関してはくりっく株365では取扱がありません。株式投資やFXで掛かる手数料も格安なので、口座を持っていない人はいずれにせよGMOクリック証券の口座を開いておくと良いかもしれません。

www.click-sec.com