アラサー独身男子の日々

株の話題、交通ネタが多めになると思います。イラストはのをか様(Twittter@nowoka_)に描いていただきました。

家計の赤字を解消するには覚悟が必要って話

どうも。

最近NETFLIXを見始めてかなり寝不足気味な私です。
今まではがんばって色々な方法で映画を見てきましたが、ようやく有料でも耐えられるレベルの放送が始まりましたね。

ところで節約の話です。

私の場合特に結婚の予定は無いのですが、結婚や出産を機に家計簿を見直す必要が出てくると思います。

よくありがちなのは、そういう生活スタイルの変化の機に家計の見直しが出来ずに毎月赤字になってしまうパターンです。

当然、突然の出費や老後のためにも資金を確保しておかないといけないので単に収支がプラスになるだけでは駄目で、余剰金も含めてある程度の黒字をみこんでいないといけません。

で、当然収入が突然増える事はありませんのでまずは支出を減らそうという話になります。

しかし、私の周りで見る限り、その節約方法があまりにも『甘い』。お遊び程度の節約で全く意味が無い場合が多いです。

まず行うのが食費の節約。食事を簡素にして支出を減らそうというものです。
しかし、外食をしているのであればまず自炊に切り替えることが肝要であり、自炊をしているのなら廃棄を減らす事が肝要なのです。単に定食から丼に変える程度では全く意味はありませんし、その分食べる量が減っているわけですから腹も減ります。
人間にとって最も大切な生命に関わる欲求と戦うなんて無理です。

ちなみに私の行っている節約のレベルははっきり言って趣味のレベルです。LEDライト活用で年間5,000円程度の支出を抑えたところで、投資額に対する節約率は大きいですが、月々の赤字を埋め合わせプライマリバランスを黒字化するほどの効果はありません。

以下に記述する内容は私自身実現出来ていないものもあります。しかし一つでも実行に移せるのであればかなり家計健全化に効果があると言えるでしょう。

本当にやらなければならないのはもっと以下のような抜本的な部分です。

 

本当に節約できる改善策とは

自動車を売る

まず挙げられるのは自動車の売却です。

自動車を保有している人であれば、売却するだけでプライマリバランスを黒字化することも可能なほど効果の大きい一手です。

『田舎は自動車必須だから』と言われがちですが、田舎でも高校生は自動車で通学していません。もう本気の山奥を除いて大抵の田舎では自動車無しの生活が可能です。

逆に自動車を持ってしまうことによって自動車が無いと暮らせないような場所にも住めるようになり負のスパイラルに陥ってしまいがちです。

自動車通勤から自転車&電車通勤に切り替えることで年間の任意保険代金を平均7,8

万円節約することが可能で、車両保険も付けているとしたら年間12万円程度の節約を実現できるのではないでしょうか。

支払いを高還元率クレジットカードに切り替える

これも大切な一手です。
私の場合、年間の総支出が200万円前後で、全てクレジットカード払いに変えたとして還元率2%のリクルートカードプラスをメインで使っているので4万円分のポイントをゲットすることが可能です。これは支出が増えれば増えるほど効果が大きいです。

ここで大切なのは高還元率のカードを使うということです。

通常のクレジットカードの場合、還元率は0.5%程度だと思いますので200万円の支出とすると1万円しか還元されません。またもらえるポイントの出口も大切で、粗品と交換するタイプだとあまり意味がありません。

私の場合ポンタポイントで頂けるのでもっぱらローソンロッピーでお酒と交換したり、シェルでガソリン代の支払いに充てたりしています。

当然、クレジットカード支払いなので使い込みには注意しないといけません。

旅行をしない

旅行はとてもお金がかかります。家族でとなると1回でも10万円近く使ってしまうのではないのでしょうか。
なので旅行はやめましょう。

外食をしない

外食も一度行ってしまうと1人あたり1,000円前後かかってしまいます。
ディナーとなれば安くても3,000円から掛かってしまうでしょう。

実は所得の程度に応じて最も差が付きやすいのは外食費だと思っています。

私の両親は共働きで実際かなり裕福な家庭だったと思いますが、大体毎週外食に行ってました。仕事で忙しい時期は週に2,3回とか行っていた事もあります。

この話でビックリする人もいればそうで無い人も居ると思います。

所得が少ない人は家族で外食なんて年に1回しか外食に行かないと言う人も居ると思います。

それだけ外食というのは家計に応じて変化が起きやすいポイントで、逆に言えば支出を減らしやすいポイントです。

エアコンを付けない

今の我が家にはエアコンがありません。
私の住んでいる場所がかなりの田舎ですし、日の出時間の短い場所ですのでまだ扇風機だけで耐えられます。

エアコンを使わないだけで夏場の電気代を月15,00円~10,000円程度は抑えられるでしょう。冬場は厚着で乗り切りましょう。

固定電話・新聞の解約と携帯電話の契約見直し

 固定電話はもう必要ありません。解約しましょう。
どうしても固定電話的なものを置いておきたいという場合には050から始まるインターネット電話に切り替えるか、IP電話に切り替えてください。

また家に固定回線網が無い場合にはウィルコムの家族割りを活用して白ロムに無料で電話番号を付与したり、sonyの0simを契約して音声通話を付ければ毎月700円で電話回線を維持できます。あと新聞はやめましょう。今やネットがあれば新聞は必要ない時代です。

携帯電話もMVNO利用で月々の料金をかなり抑えられます。

結局のところ、サンクコストを乗り越えられるかが問題である

節約と便利の両立は無理です。
節約には努力と我慢、あるいはそのいずれかが必要になります。

本気で節約を考えるならサンクコストを正しく査定して、乗り越える覚悟を決めなければなりません。

埋没費用 - Wikipedia

そのためには家計簿をきちんと記帳しておく必要があります。

例えば自動車を手放すとなれば、不便になる部分は良く見えてきます。買い物に行くためには自転車を漕いだり、1時間に1本しかない電車を乗り継がなければならない。目的地への時間も増大します。

では、それで得られる利益はと言うと、日々のガソリン代、保険代金車検代、駐車場代など、金銭面が中心です。

これらの利益は普段からきちんと記帳しておかないと見えてきません。だから結局自動車を手放す不便に耐えられない。

節約するためには得られる利益を目に見えるようにしないといけません。

例えば公共交通機関を普段から利用する人と利用しない人との健康への影響という観点から公共交通機関の利益を計る考え方もあります。

きちんと利益を見極めサンクコストと比較する事が節約にとって最も大切なことでしょう。